トイレのリフォームの費用と相場は?便器交換から人気の工事事例まで
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家やマンションのトイレのリフォームは便器を取り換えるだけで浴室や外壁にどと比較して簡単にできると思う人は少なくありませんが、水周りの設備のリフォームをすることは業者にとって手間が掛かります。
トイレは毎日使う場所なので、業者の小さな失敗は利用者の大きな不満になりやすく、リフォームをする時に一番気を使う場所です。
トイレのリフォームで最も多いケースは、和式の便器を洋式の便器に取り換える工事です。
また、トイレだけでなく壁、天井のクロスを張り替えたり、洗面所や収納台、手すりを取り付けるなどして、内装を新しくする工事も多いです。
リフォームの規模によって、費用や日数が変わるので、時間と予算を考えながら工事の内容を計画することができます。
元のトイレの場所に新しくウォシュレットの便器を設置することはさほど難しくありませんが、全く何も無い場所にトイレを増設すると、配管の関係で工事費用がかさむので注意が必要です。
リフォームをして洋式の便器に換える時にも注意が必要で、暖房の便座や洗浄機能があるだけでなく、なるべく汚れが付きにくい便器を選ぶと良いでしょう。
例えば、水が溜まる部分が大きいほど水流が大きくなるので、汚れが落ちやすく掃除が簡単になります。
最近の便器は水アカが付きにくいアクリル樹脂で出来た物が多く、簡単に清掃できるように便器のふちの形も工夫している商品があります。
さらに、人気のある便器は節水やエコにも気を付けており、古いタイプと比べると、少ない水量でキレイに流せる設計になっています。
トイレのリフォームにかかる日数
リフォームを考える時には、費用だけでなく工事の期間も考えましょう。
依頼主はその住宅に住んでいるので、予定通り工事が終わることを望んでいます。
特にトイレは毎日使う場所なので、長い期間トイレが使えないと不便で仕方ありません。
トイレのリフォームをする時は、便器や便座の取り替えであれば、1日で終わります。
単純な便器の付け替えならば、1時間半から2時間もあれば終わります。
床のクッションフロアや壁と天井のクロスを張り替える時には、5時間くらい待てば完了します。
業者がリフォームを始めた当日に終わるので、気軽にトイレのリフォームを考えてみると良いでしょう。
大がかりなリフォームになると工事の期間は少し長くなります。
もし、配管の位置が少しずれていても調整可能な範囲であれば、配管の工事はしなくても済みます。
しかし、調整できないくらい便器と配管の位置がずれていれば、配管と内装の工事が必要になるので、リフォームの期間は約3日から5日掛かってしまいます。
注意する点として、トイレのリフォームをしている最中は、トイレと違う水周りからも水が出ないことがあります。
便器を取り外す時と取り付ける時など、水道管に触る時には一時的に水を止めるので、キッチンや洗面所も使えなくなります。
トイレでは広さや給水と排水の配管の形状などの制限があり、追加の部品が必要になることもよくあります。
リフォーム業者によっては、当日になって見積もりに書かれていなかった部品が必要になり、追加で請求されるというケースもあるのでどんな業者に依頼するかはとても大切です。
トイレのリフォームの費用は業者で異なる
トイレのリフォームを頼んだ時に、業者によって見積もりの費用が異なりますが、工事の料金に影響を与えるのが、材料費がどのくらいかということです。
費用の見積もりは、業者にとってスタンダードと考える材料を使った時の見積もり料金で割り出します。
リフォーム業者にとってのスタンダードとは、業者によって得意な材料を使ったり、必要と思う部品を使うので、見積もりの費用が異なります。
また、同じ材料でもリフォーム業者によって仕入れの値段が違うことがあり、違うメーカーの商品によって業者の得意と不得意の分野があります。
現在トイレの販売は、TOTOとパナソニックとリクシルの3社の商品が圧倒的で、リフォーム業者によって、A社はTOTO製品の施工が得意で、B社はパナソニック製品が安く手に入るなど違いがあります。
さらに、どんなトイレを置くかでもリフォームの費用が違ってきます。
例えば、背面にタンクの無いトイレと手を洗う場所が付いたタンク付きトイレを比べると、タンクが無いトイレの方がリフォームの費用は高くなります。
メーカーによっては価格の差があまりない場合もありますが、タンクが無いトイレを選んだ時には、トイレの中に手洗い場を取り付けなければならないので、設置する費用として約15万円が追加で掛かります。
すでに洗面台がトイレの脇に取り付けてある場合には問題ありませんが、見た目だけで判断してタンクが無いトイレを取り付けると、追加の工事費用が必要になるため、リフォーム業者とよく打ち合わせておく必要があります。